ずっと好きだった人に清水の舞台から飛び降りるような気持ちで告白したその日のことをずっと覚えている人もいるでしょう。
良い返事をもらって今があるのですから、いつまでも告白したときの気持ちを忘れずにずっとパートナーを好きでいたいと思うものです。
いつまでもこの気持ちのままで
ずっといつまでも出会った頃の気持ちを持ち続けていたいという人は多いと思います。
実際にそのような気持ちを持っていないと恋愛というものは続いていかないと思うからです。
それでも、どうでしょうか、時間の経過と共に落ち着いてくるというかお互いの気持ちが冷めていってしまうのはどうしようもないものです。
好きという気持ちは変わらなくても、告白したときのような思い熱い気持ちというのは時間の経過とともに風化してしまうものかもしれません。
趣味などがそうでしょう。
何か新しいことを始めるとすると、それがとても楽しいもので、心が弾んで胸が高鳴るとおもいます。
そのような高揚感が何を始めるにしてもあるということですね。
好きこそものの上手なれではないのですけど、好きでなければ続けていくことはできません。
それでもその気持ちがずっと続いていくことはないのです。
それは誰もがそう思っているのではないでしょうか。
気持ちが冷めるのとは違って、良い意味で落ち着いてきたということが言えるでしょう。
もちろん、落ち着いたからいいというわけではないのですが、同じ気持ち同じ考えでいることは、人間である以上、それはないということです。
考え方が変わっていかないと進歩がないのと同じことですね。
ある意味、気持ちはまったく変わっていないというのは、よく考えて見ると進歩が止まっているとも言えるのです。
これには賛否があるかもしれません。
人を好きな気持ちというのは変わらないという人もいるでしょう。
しかし前述したように確かに変わっているのですし、それは誰もが認めているということなのです。
ですから、思いや気持ちは変わってもずっと一緒にいたいという気持ちを持っていればいいということです。
気持ちが落ち着いてしまったというと、何やら歳をとってしまったように思うかもしれません。
しかし、その落ち着いた気持ちというのが、二人の関係をより高いところに持って上がっているということになります。
出会った頃の二人でずっといたいと思っていても、それは不可能です。
そんなことはないというカップルもいるかもしれませんが、人間である以上気持ちは変わっていくということですね。
それでは、出会った頃に戻りたいという人もいるかもしれません。
あのときのたぎるような感情を取り戻したいという人もいることでしょう。
しかし、その頃の二人であればおそらく現在の二人をとてもうらやましいと思うのではないでしょうか。
こんな関係になりたいと過去の二人は現在の二人を見てそう思うことでしょう。
お互いを思う気持ちは時の流れとともに変わっていくのは当然です。
過去を懐かしむことはできても、そのときに戻ることはできませんし、過去よりも現在のほうが数倍良いということに気がつくべきでしょう。
過去に戻れないから過去に戻りたいしうらやむ気持ちが強くなるのです。
そして、万が一2人が別れるようなことがあると、もっとその気持ちが強くなることでしょう。
出会ったころはあんなにときめいていたのに…そう思う気持ちは当然のことかもしれません。
しかし、たぎるような当時の気持ちはとてもつらいものがあったのではないでしょうか。
過ぎてしまえばそのような痛みも忘れてしまいます。
早く落ち着いた二人になりたいと思った先が現在の二人であるならば、二人の歩んで来た道はまったく間違いではないということがわかると思います。
それでも、出会った頃に戻りたいという気持ちが芽生えるのはしかたがないことですし、そう思う気持ちも大切です。
しかし、それができないからこそ、そして当時と気持ちが変わって落ち着いたとしてもこちらからパートナーにかける言葉は変わることはありません。
いつでも「気持ちは最初の頃と変わらずに好きだ」ということを伝えたいですね。
寛容さが大事
出会いから二人の関係が急激に深まっていく頃というのは、ある意味、熱病のように熱くなっていることでしょう。
相手のことしか見えないような気持ちになっていることだと思います。
いつでも二人でいないと気が済まないような気持ちになっているのではないでしょうか。
その頃の感情はすごく強いものがあることでしょう。
しかし、そのような恋愛感情がずっと続いていくものではありません。
あまりにも好きになりすぎてしまうと、それが重荷になったり窮屈になったりするものです。
それでいて、相手を束縛したり嫉妬したり、焼きもちを焼くこともあるでしょう。
急激に燃え上がった恋は冷めるのも早いとはいいませんが、そこからはお互いがお互いを尊重し合う寛容の気持ちが大切になります。
お互いを好きという気持ちを持ちながら自分の生活も大切にしていかなければいけません。
それが寛容の精神ということですね。
もちろん、そこでもお互いが相手のことを好きという気持ちは普遍なのです。