一頃よく耳にした「草食系男子」という言葉ですが、女性からみると「いい人なんだけど…」と言われ、女性からは恋愛以前で終わってしまう男性が多いようです。
表現の仕方は悪いかもしれませんが、「草食動物のような恋愛に臆病で仕事も淡泊な男性」というレッテルを貼られることが多いのです。
そういった男性は若ければ若くなるほど増えていくようです。
一方でアラフォーの女性などは年下の草食系男子とつきあうのが好みなのだそうです。
それまでは、ガツガツした同世代の男性とつきあってきたので、年下で草食系でさっぱりとしていて無欲なところが反対に癒されるのだそうです。
目次
草食系男子とは?
この草食系男子というのは、現代では40代以上の男性の頭に必ずといっていいほどはまっている「男の沽券」といった孫悟空の輪っかのようなものが外れていることです。
あるいは外す勇気がある人ということになるでしょうか。
そういった意味では草食系男子も見直されてきそうです。
草食系男子というのは主に40歳以下に多く出現するタイプのようです。
ちょうど家庭科が男子の必須科目になった時期と重なります。
このタイプは料理もできて家事もします。そして子どもができたら「育休」もとりたいと真剣に考える世代なのです。
そういった草食系男子の家庭では、父親が反面教師となっていることが多く、「父親は尊敬しているけれど、あれほど仕事一辺倒な生き方はしたくない」というのだそうです。
草食系男子は育児や家庭、さらには趣味を楽しみたい世代ということになります。
仕事だけしていればお金も女もついてくると信じられていた50代以上の男性とは違う惑星の10人のような存在が草食系男子と言えるでしょう。
50代以上の男性でしたら、ワークライフバランスが理解できないので、「育休がほしい」「妻が病気なので帰ります」「子どもの参観日に出たい」といったことが理解できないのです。
教育の問題もあるかもしれませんが、これからも草食系男子というのは増えていくことでしょう。
問題点も?
そして、問題があるとしたらここなのですが、女性サイドがそんなワークライフバランスを重視した男性や草食系男子を素敵と思っているかというと必ずしもそうではないようなのです。
今風に言えばビミョーということですね。
女性から見る、素敵な男性像というのは実は、バブル世代の熟年の女性も現代の若い女性もそれほど変わってはいないのです。
それは、
「引っ張ってくれる人」
「ちゃんと養ってくれる人」
「やっぱり男性は仕事ができなくては」
「男らしい人がいい」
といったことからも、昔も今の女性が求める男性像というのは変わっていないことがわかります。
そして、多くの女性がわかっていることですが、仕事をバリバリとこなして家庭もバリバリという男性は皆無に近いということです。
コミュニケーション能力が高く、女性に優しい男性を女性は放っておかないでしょう。
結局のところ何でも揃っている男性というのはいません。
そうなれば、不確実性が極まっている昨今で、何かを選ぶのでしたらコミュニケーション力と柔軟性でしょう。
付き合ってみて「難しそう」と思われる男性はおそらく敬遠されることでしょう。
「男性は仕事で女性は家庭」と決まっていた時代でしたら、「メシ、フロ、ネル」でなんとか家庭は回っていたものです。
しかし、これから出会って夫婦となる人たちには、すりあわせの能力が必要とされるのは間違いありません。つまりはコミュニケーション力ということです。
共働き夫婦がメインとなっている現代において「今日のご飯はどっちが作る?」「どっちが保育園に迎えに行くの?」といったことから毎日すりあわせをしなくてはいけないのです。
女性にとっては、メールをしてすぐに返事が返ってくる男性がありがたいのです。
状況が変わったら柔軟に対処ができる、そういったコミュニケーション力に長けた男性がモテる時代ということですね。
これは、今も昔も変わらないモテる男性像といえそうです。
実はモテる男性像というのは変わっていないということです。
いつの時代もモテる男性は一緒
時代が変わって世の中が変わっても求められる男性像は普遍ということです。
これは女性にもあてはまる言葉ともいえますね。
ちなみに働く女性にとって男性に必要ないと思うのは「学歴」「肩書き」だそうです。
女性がキャリアでしたら、「高収入」すら必要ないということです。
さらに、「ワインに詳しい」「お洒落なブランドやお店に詳しい」といったことも不要だそうです。
求められるのは、「重い物を持ってくれる、女性に対する優しさ」「話し合いができる」「融通が効く」といったことです。
バブル世代の女性は、男性に求めるものが過大だったのですが、現在のハードルはかなり下がっているといえそうです。
しかし、性格的な部分を重視するようになっているので、女性を大切にする男性が求められているのは間違いなさそうですね。
女性は、無駄なトライ&エラーを繰り返すよりもすぐに「当たり」を引きたがる傾向にあるよです。
それが結婚相談所などに頼る傾向にあるのと合致していると言えそうですね。