異性と仲良くなるために知っておきたい「類似性」と「相補性」

皆さんは、誰とでも出会ってすぐに仲良くなるというのは難しいことのように思いませんか。

実際、初対面の時はどんな相手であっても、会話が弾みにくかったり距離を感じてしまったりして、
すぐに仲良くなるのは難しいと感じることが多くあります。

ですが、誰だって、好意的な相手ならば出会ってから短期間の間に仲良くなりたいものですよね。

そもそも、人と人が仲良くなるには「類似性」と「相補性」が必要だといわれます。

今回は異性と仲良くなりたいあなたに、「類似性」と「相補性」について詳しくご紹介したいと思います。
これを活用すれば、あなたも意中の異性と親密になれること、間違いありません。

１．類似性とはどのようなものか？

それでは、類似性と相補性について、それぞれご説明したいと思います。

類似性は単純に「似ている」ということです。

顔が似ているとか声が似ているということだけではなく、
趣味が合ったり、
出身地が一緒だったり、
出身校が同じだったりすることも
「類似性」があると言えます。

同じ学校の出身者とは、
学校時代の話で盛り上がったり、学校での出来事を話をすることが出来るので、
そういう人とは仲良くなりやすいですよね。

同じ学校と言うだけでなく、
同じ音楽が好きだったり、
同じアニメや映画が好きだったりすると、
それだけで話が弾みます。

この時に「類似性」が人間関係を円滑にしてくれたわけです。

恋愛上手の人の中には、さまざまな話題を提供する中で、
相手との類似性を見つけて、そこをきっかけにもっと親密になっていくことが出来る人も多いです。

ここまで来るともうテクニックと言い切ってもいいでしょう。

マッチングアプリなどの出会いでは、
趣味が事前に分かることもありますから、ちょっとした予習も可能ですね。

テクニックと言えば、あえて相手との類似性を見つけるだけではなく、
自分が相手と同じ趣味を始めるなどして、類似性を作りだすことも可能です。

相手がテニスが好きだと言えば、自分もテニスを始めてみて、
一緒にプレイする機会を作ることで、徐々に類似性を相手に持たせることが出来るでしょう。

２．相補性とはどのようなものなのか？

一方、相補性とは、足りないものを補い合える関係を言います。

例えば、友達同士でも性格は正反対なのに、
仲が良い友達がいると思いますが、それが相補性です。
周りの人から見ているとなんだか不思議ですよね。

実は、お互い同士、相手が出来ないことを自分ならそつなくこなせるようなことがあったりして、
２人でいればどんなことでも解決できるという「２人で一人前」のような関係が成り立っているからです。

マッチングアプリでも、お互いを補う関係は多そうですね。

恋愛もそれと同じで、性格が正反対だからこそ

「自分１人では出来ないことでも、この人と一緒にいればそれが出来る」

と言うことに気付くと、
この人と一緒にいればこれからの人生も安心だ、と考えるようにもなるのです。

特に、結婚を意識して付き合っている場合は、この相補性が重要となってきます。

決断の素早い人と決断の慎重な人が結婚すると、お互いに考えすぎてチャンスを逃してしまうようなことはなく、
落ち着いて考える人と、その結論に対して責任を持ち判断をしてくれる人がミックスされて好影響を与えることも多いのです。

ただし、あんまり自分の能力をひけらかすように対応していると、
相手がそれに嫉妬して関係が極端に悪化することもあります。

相手が困っていたら、自分の能力を活用してフォローする、
それがお互いにフォローし合えるようになってくれば、
まさに「相補性」を活かしたお付き合いと言えるでしょう。

３．相手との距離感を大事にしよう

一番大事なのは、自分が思う距離感を相手に押し付けないことです。

お互いを尊重しながら、お互いが緊張しない距離で仲良くなれるよう、
まずは焦ることなく、関わりを深めていきましょう。

人間関係を表す話として、「ヤマアラシ」という有名な寓話があります。

みなさんはご存知でしょうか。

ヤマアラシのカップルが寒い冬のある日、お互いを暖め合おうと身を寄せ合いました。

しかし、お互いに身を寄せすぎた二匹は近づき過ぎてしまったがために、
お互いのトゲで傷つけあってしまいました。

その為、今度はお互いに距離をとったところ、
寒さに凍えてしまい、結局二匹は別れてしまったという話です。

人間でも一緒で、愛し合う二人は互いにその身を寄せ合いますが、
その距離を間違えてしまうと、お互いに傷つけあったり、
寂しい思いをしてしまうということを例えたのが、ヤマアラシの寓話なのです。

実際、人間関係での距離感は非常に大切です。

例え、愛し合っているからといっても、相手のプライベートに踏み込みすぎると関係が悪化する原因になることもあります。

だからと言って、距離感が離れてしまうと、寂しさから相手への不満にも繋がりかねません。

ちなみに、若い頃の恋愛は夢中になりやすいため、このようなジレンマに陥ってしまう傾向が強いようです。

望む関係を叶えるためには、まず相手との距離感を大切にするように心がけましょう。